佐賀 吉野ヶ里遺跡で国内最古の部類とみられる「鋳型」2点発見

佐賀県の吉野ヶ里遺跡で弥生時代中期の青銅器の製造に使われた国内で最も古い部類とみられる「鋳型」2点が見つかりました。吉野ヶ里遺跡ではこれまでも鋳型などが見つかっていて、調査を行っている佐賀県は「初期の青銅器生産の様相を考えるうえで、極めて重要な発見だ」としています。

吉野ヶ里遺跡では、これまで手付かずだったいわゆる「謎のエリア」でおととしから発掘調査が行われ、去年には弥生時代後期の石でできた墓「石棺墓」が見つかり全国的な関心を集めました。

佐賀県によりますと、去年12月、調査で新たに青銅の剣と矛の鋳造に使われる石の鋳型2点が見つかったということです。

鋳型はいずれも弥生時代中期のもので国内で最も古い部類とみられ、このうち1点は角閃石岩が使われこの石材の鋳型が吉野ヶ里遺跡で出土するのは初めてだということです。

また、青銅器の鋳造で先進地だった朝鮮半島の石材と質感が似ているということです。

吉野ヶ里遺跡では去年9月に「蛇紋岩」を使った国内で最も古い部類とみられる鋳型が見つかっています。

県文化財保護・活用室は「初期の青銅器生産の様相を考えるうえで、極めて重要な発見だ」としています。

発掘調査は来月上旬まで続きます。