ダルビッシュ 13年目へ「健康にシーズン迎えられるよう調整」

大リーグで日本のピッチャーとして最長となる13年目のシーズンを迎えるパドレスのダルビッシュ有投手がキャンプ地で取材に応じ、「まずは健康にシーズンを迎えられるように調整したい」と意気込みを話しました。

アリゾナ州ピオリアで行われているパドレスのキャンプに参加しているダルビッシュ投手は12日、午前11時ごろからグラウンドでストレッチやキャッチボールで体を動かしました。

そのあとの守備練習の際には、今シーズンからチームメートとなった松井裕樹投手と、ことばを交わしながら1時間余りの軽めのメニューで調整しました。

ダルビッシュ投手は、昨シーズン終盤に右ひじの痛みのためチームを離れましたが、現在は回復して、問題なく投球できているということです。

練習後に取材に応じたダルビッシュ投手は、日本のピッチャーとして最長となる13年目のシーズンを迎えることについて、「これだけ長く、こういう環境で自由に施設を使って野球をできるということが、すごく特別なことだと思うので感謝している」としたうえで、日米通算200勝まであと4勝としていることについて「けがをしていたら達成できないので、まずは健康にシーズンを迎えられるように調整したい」と話していました。

そして、大谷翔平選手と山本由伸投手が入団した同じ地区のドジャースについては、「大谷くんと山本くんが入って、対戦がより楽しみになった。一つでも多く勝って地区優勝したい」と意気込んでいました。

ダルビッシュ投手と松井投手は、いずれも13日にブルペンでの投球練習を予定しています。