山形市で「寒鱈まつり」 庄内地方の冬の味覚を味わう

山形の冬の味覚「寒だら汁」を味わえる「寒鱈まつり」が山形市で開かれました。

「寒だら汁」は、冬の日本海でとれる「マダラ」を身や骨など余すところなく、みそ仕立てで煮込む、山形県の庄内地方に伝わる冬の郷土料理です。

12日は山形市で、この寒だら汁を味わえる「寒鱈まつり」が開かれ、山形駅前の会場には家族連れなど多くの人が集まりました。

午前11時前から、山形県漁協の女性部などがつくった「寒だら汁」が1杯700円で販売されると、長い列をつくった人たちが次々と買い求め、早速、熱々の「寒だら汁」を味わっていました。

家族で訪れた50代の男性は「寒いこの時期に食べると、体が温まり、味も濃厚でおいしいです。内陸では食べる機会が少ないので、うれしいです」と話していました。

山形県水産振興課の佐藤年彦課長は「庄内浜のよさが詰まっている寒だら汁を内陸の人にも味わってもらい、海産物の消費拡大につなげていきたい」と話していました。