“身近な山でも登山届を”埼玉県警の山岳救助隊が呼びかけ

ロウバイや梅などが咲き始めるこの時期に身近な山に登って花を楽しもうという人たちの事故を防ごうと埼玉県長瀞町で警察の山岳救助隊員が安全な登山を呼びかけるキャンペーンを行いました。

10日、長瀞町にある標高497メートルの宝登山に向かう駐車場で埼玉県警察本部の山岳救助隊員ら12人が遭難した際、自分の居場所を知らせるホイッスルやアルミの保温シートを配りながら安全な登山を呼びかけました。

宝登山はロウバイや梅などが見頃を迎えていて、花を楽しみながら登山を楽しもうという人たちが大勢訪れています。

最近はスマートフォンのアプリで登山届を簡単に登録できるようになっていて、隊員たちは使い方を説明しながら登山届は必ず出すよう呼びかけていました。

栃木県から訪れた50代の男性は「低い山でも注意喚起してもらうのは大事だと思います。危険な事もあるので、装備だけは十分にしています」と話していました。

山岳救助隊の森田竜実巡査長は、「楽しい登山も少し間違えば事故につながるのでしっかりとした計画をたてて登ってほしいです」と話していました。