最先端半導体の設計など 産官学の研究開発拠点 本格的に始動

次世代の半導体の国産化に向け、産官学で設立された研究開発拠点が本格的に始動し、自動運転やロボットに使われる最先端半導体の設計などの研究開発を進めていくことになりました。

「LSTC」と呼ばれる研究開発拠点は、先端半導体の量産化を目指す「Rapidus」や産業技術総合研究所などがおととし設立しました。

この研究開発拠点は、政府からの委託を受けて
▽Rapidusが量産化を目指す2ナノメートルの半導体よりさらに微細な、最先端半導体の研究開発や
▽自動運転やロボットなど大量の情報や画像を瞬時に処理するAI=人工知能向けの半導体の開発などに取り組むとしています。

AI向けでは、開発に強みを持つカナダのスタートアップ企業「テンストレント」とも提携し、将来的にはRapidusでの量産を想定するとしています。

会見でLSTCの東哲郎理事長は「日本で新しいものを生み出すエンジンのような役割を果たし、人材育成なども進めたい」と述べました。

経済産業省も一連の研究開発に対し、450億円の支援を決め、齋藤経済産業大臣は9日の閣議のあとの会見で「国際連携による次世代半導体の共同研究開発の中核的な役割を担うことを期待している」と述べました。