立民 泉代表 “トリガー条項で国民 玉木代表と協議したい”

立憲民主党の泉代表は、国民民主党が、ガソリン税の上乗せ部分の課税を停止する「トリガー条項」をめぐる与党との協議から離脱する方針を決めたことを受けて、今後、法案を共同で提出することも含め、玉木代表と協議したいという考えを示しました。

「トリガー条項」の凍結解除を求めている国民民主党は、自民・公明両党との協議では、実現に向けた進展が期待できないとして、7日、協議から離脱する方針を決めました。

これについて立憲民主党の泉代表は記者会見で「玉木代表は『政治生命をかける』と言って取り組んできたので、極めて不本意だと思う。玉木氏は『岸田総理大臣の頭が、裏金問題の対応で精いっぱいで、国民生活に気持ちを向けられない状況になった』と話していたが、そのとおりだ」と述べました。

そのうえで「私からは、特定の政策課題の実現を目的とする『ミッション型内閣』で凍結解除を一緒にやろうと話していて、法案を一緒に提出することも考えたい。来週くらいに玉木氏と協議したい」と述べました。

一方、泉氏は、選挙の際に、勝利を願って候補者に送る「ため書き」について「虚礼を廃止することも、カネのかかる政治を改める1つになる。まずは党の文化を変えていく」と述べ、党幹部からの送付を取りやめると明らかにしました。

国民 榛葉幹事長 “あらゆる政党との協力ありえる”

国民民主党の榛葉幹事長は記者会見で「自民・公明両党との交渉から離脱したが、『トリガー条項』の凍結解除を諦めたわけではない。われわれは政策実現のため、各党と等距離でやっていくので、凍結を解除したいという政党と、あらゆる協力をすることは当然ありえる」と述べました。