サッカー イニエスタが来日 能登半島地震の被災者へ思い語る

サッカーの元スペイン代表で去年までJ1のヴィッセル神戸でプレーしたアンドレス・イニエスタ選手が来日し、NHKのインタビューで能登半島地震の被災者への思いを語りました。

イニエスタ選手は、去年7月にヴィッセルを退団し、現在は、UAE=アラブ首長国連邦のクラブでプレーしています。

7日夜、国立競技場で行われた古巣のヴィッセルとかつて一緒にプレーしたアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手などが所属するアメリカのインテル・マイアミとの親善試合に合わせておよそ7か月ぶりに来日しました。

この試合はイニエスタ選手が共同創業者を務める会社が関わっていて、イニエスタ選手は能登半島地震の被災者への支援の場にもしたいと考えたということで試合前には両チームの選手全員が黙とうをささげました。

そして、NHKのインタビューに対してイニエスタ選手は、ヴィッセルの選手として5年間、神戸で過ごし、震災の苦難から立ち上がった人たちの応援を受けて過ごしたからこそ今、災害に直面する人たちへ直接思いを伝えたいと考えたと明かしました。

そのうえで「海外にはいるけど日本にいる人とは今もつながっていて、日本の状況は見守っている。地震はすごい悲劇でショックを受けた。私も家族も神戸や日本の一員だと思っているからこそ、常に寄り添っていたいという思いがある。日本人は特にこういう状況において、互いに助け合うすごく強い国民だと知っている。難しい状況だと思うけど、さまざまな支援を受けて少しずつ状況がよくなっていってほしい」と思いを語りました。