バスケ女子 日本代表発表 パリ五輪かけた世界最終予選へ

ハンガリーで開かれるバスケットボール女子のオリンピック世界最終予選で、世界ランキング9位の日本は
▽スペイン（世界4位）
▽ハンガリー（世界19位）
▽カナダ（世界5位）と総当たりで対戦し、上位3チーム以内に入ると、パリオリンピックの出場権を獲得できます。

【東京五輪 銀メダルメンバー】
▽林咲希主将
▽赤穂ひまわり選手
▽高田真希選手
▽馬瓜エブリン選手
▽宮崎早織選手
▽本橋菜子選手

▽吉田亜沙美選手（リオデジャネイロ五輪 主将）
▽川井麻衣選手
▽平下愛佳選手
▽山本麻衣選手
▽馬瓜ステファニー選手
▽野口さくら選手（代表初選出）

日本代表の12人の選考理由についてオンラインで会見した恩塚亨ヘッドコーチは「“速さ”と“しつこさ”と“チームワーク”で世界で優位に立てると思っている。この3点を強みとして最大限に発揮できるように、チームを作っているし、そういう選手を選考した」と話していました。
そして、ポイントガードを4人選んだ理由については「相手チームは私たちの速さを消すためにいろいろな手を使ってくると思うが、それを攻略するための戦術やユニットを組んだときに、このパターンが強みを最大化できると考えた」と話しました。

キャプテンの林咲希選手は初戦で対戦するスペインの印象について「私は対戦するのが初めてだがビデオを見るかぎり、技術も高いし、センターの選手も背が高くて力で押してプレーしてくるチームだ」と分析していました。
そのうえで「ディフェンスで相手に嫌な状態でシュートを打たせてリバウンドを取って、どれだけ走れるかがキーポイントになってくると思うので、まず、ディフェンスからしっかりしていきたい。点を取られたとしても、切り替えて、足を止めることなくバスケットをしていけたらいいと思う」と勝利へのポイントを挙げていました。

姉の馬瓜エブリン選手とともに姉妹そろって代表に選ばれた馬瓜ステファニー選手は「2人同時に代表として出場するのは今回が初めてなので、一緒に出来るのは、すごくうれしいというのは2人で話している。世界最終予選の厳しさは自分もエブリンもわかっているつもりで、日本のためにオリンピックの切符を勝ち取るのがここにいる一番の理由なので、2人で切磋琢磨しながら毎日頑張っている」と話していました。

【バスケットボール女子 世界最終予選】
▽勝利＝勝ち点「2」
▽敗戦＝勝ち点「1」

4チームが総当たりで対戦するため2勝以上すると、上位3チーム以内に入ることが確実となり、パリオリンピック出場が決まります。

一方で1勝2敗の勝ち点4でほかのチームと勝ち点が並んだ場合は、直接対決の勝者が上位となります。

直接対決の勝敗も並んだ場合は、そのチームどうしの
▽得失点差
▽総得点の順番で決定。

それでも決まらない場合は、4チームの中での
▽得失点差
▽総得点
▽世界ランキングの順番で順位がつけられることになっています。

日本の初戦は日本時間の9日、午前0時30分からのスペイン戦で、NHKはBSで生中継します。