石川県志賀町で震度4 津波の心配なし

7日午前6時8分ごろ、石川県志賀町で震度4の揺れを観測する地震がありました。この地震による津波の心配はありません。

震度4の揺れを観測したのは石川県志賀町です。

また震度3の揺れを、石川県輪島市、七尾市、珠洲市、かほく市、新潟市の南区と西区、長岡市、上越市、佐渡市、富山市などで観測しました。

そのほか、震度2や1の揺れを、石川県、富山県、福井県、新潟県、長野県、岐阜県、栃木県、群馬県、福島県、山形県の各地で観測しました。

気象庁の観測によりますと、震源地は佐渡付近で震源の深さは10キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.1と推定されています。

震度3の揺れを観測した能登町黒川にある宿泊施設では、30秒ほど横に揺れましたが、物が落ちたり家具が倒れたりすることはありませんでした。

町内の放送では「火の始末をしてください。テレビ、ラジオをつけ、落ち着いて行動してください」と町民に呼びかけていました。

また、震度3を観測した珠洲市野々江町では、横揺れを5秒ほど感じました。室内のものが落ちるなどの被害は見られませんでした。

周辺では、信号機や病院の明かりがついていて、車も走行するなど変わった様子は確認できませんでした。

警察や消防によりますと、今のところ被害の情報は入っておらず、引き続き確認を進めているということです。

志賀原発 新たな異常確認されず

震度4の揺れを観測した石川県志賀町にある志賀原子力発電所は、北陸電力によりますと、これまでのところ地震による新たな異常は確認されていないということです。

また、原発周辺の放射線量を測るモニタリングポストの値にも変化はないということです。

志賀原発では、先月1日の地震の影響で変圧器が壊れて、外部から電気を受ける系統の一部が現在も使えなくなっていますが、ほかの系統から電気を受けているほか、非常用ディーゼル発電機もあることから、北陸電力は安全上重要な機器の電源は確保されているとしています。