松江市にある満願寺には、住職の金田範由さんが15年かけて接ぎ木などで増やした、およそ300種余り、400本以上のつばきがあり、地元で「椿寺(つばきでら)」と呼ばれ親しまれています。
今は早咲きの品種、30種ほどが花を咲かせています。
このうち「夢」というつばきは、ピンクと白の花びらが交互に開く、かわいらしい色合いが特徴です。
また「夜叉紅」は、大ぶりで鮮やかな赤色の花を咲かせています。
このほか、親指ほどの小さな花を咲かせるつばきもあり、さまざまな品種を楽しむことができます。
松江の「椿寺」 早咲きのつばきが冬の境内に彩り
島根県松江市の寺では早咲きのつばきが咲き、冬の境内に彩りを添えています。
本堂の入り口の天井には、境内にあるつばきをかたどった木の彫刻が並べられ、寺の随所でつばきを楽しむことができます。
この日は境内が前日までに降った雪で白く覆われる中、かれんなつばきの鮮やかな色が一層際立っていました。
住職の金田さんは「何とも言えない風情があるお花だと思っています。たくさんある種類を皆さんに楽しんでいただきたいです」と話していました。
満願寺のつばきは春にかけて次々と開花していき、4月いっぱいまで楽しめるということです。