大相撲 番付編成会議 初場所で幕下優勝の若隆景 十両に復帰へ

ことし3月の大相撲春場所に向けた番付編成会議が開かれ、初場所で幕下優勝を果たした関脇経験者の若隆景が十両に復帰することになりました。

ことし3月の春場所に向けた番付編成会議は31日、東京 両国の国技館で開かれました。

その結果、新たに十両に昇進する力士はいませんでしたが
▽初場所で幕下優勝を果たした荒汐部屋の若隆景のほか
▽4勝3敗と勝ち越した山響部屋の37歳、北※はり磨
▽けがから復帰し、6勝1敗の成績を残した宮城野部屋の伯桜鵬
▽境川部屋の十両経験者、對馬洋の
4人が再び十両に昇進しました。

このうち、若隆景は東の関脇だった去年の春場所で右ひざを痛めて途中休場し、そのあと、手術を受けて3場所連続で休場しました。

平成30年の夏場所以来、6年近く守った関取の地位から陥落したものの、復帰した去年の九州場所では東の幕下6枚目で5勝2敗と勝ち越すと、今月の初場所は西の幕下筆頭で迎え、持ち味の下からの厳しい攻めで白星を重ね、7戦全勝で優勝しました。

また、西の幕下2枚目の北※はり磨は、初場所の14日目に十両の天空海に勝って、4勝3敗と勝ち越して令和2年の秋場所以来、21場所ぶりとなる十両昇進を決めました。

37歳6か月29日での十両昇進は戦後では2番目に高年齢の記録です。

20歳の伯桜鵬は新入幕だった去年の名古屋場所で優勝争いに絡む活躍を見せましたが、左肩の手術を受け、続く秋場所から2場所連続で休場しました。

復帰の場所となった初場所は西の幕下5枚目で迎え、6勝1敗と好成績を残していました。

大相撲春場所は大阪府立体育会館でことし3月10日に初日を迎えます。

※「はり」は、「石へん」に「番」