石川 珠洲 瓦屋根など道路ふさぐがれきの撤去作業 本格的に

能登半島地震の被害を受けた石川県珠洲市では、倒壊した家屋の瓦屋根など、市内の道路をふさいでいるがれきを撤去する作業が本格的に始まりました。

珠洲市では、市内の各地で倒壊した家屋の瓦屋根や壁などが散乱し、道路をふさぐ状況が続いています。

市は被災の状況を確認する調査を行い、住民の許可が得られた地区で、壊れた瓦屋根などを道路から撤去して、もともとあった住宅の敷地に戻す作業を29日から本格的に始めました。

このうち、津波の被害が大きかった宝立地区では、市の中心部と能登町などを結ぶ道路ががれきでふさがれ、一部区間で片側通行となっています。

29日は珠洲市から依頼を受けた地元の建設会社が、重機2台を使い、瓦屋根などを道路から撤去していました。

市は今後も、住民の許可が得られた地区から撤去作業を進めていくことにしています。

珠洲市環境建設課の川角正幸課長補佐は「協力していただいた皆さんのおかげで早期に作業に着手することができました。1日でも早く普通の生活ができるよう作業を進めていきたい」と話していました。