大相撲初場所 千秋楽見どころ 2敗トップの照ノ富士 霧島と対戦

大相撲初場所は千秋楽、2敗でトップに並ぶ横綱 照ノ富士は綱とりがかかる3敗の大関 霧島と、もう1人の2敗で次の大関候補として期待される関脇 琴ノ若は、平幕の翔猿とそれぞれ対戦します。

大相撲初場所は14日目を終えて、2敗で照ノ富士と琴ノ若がトップで並び、3敗で霧島が追う展開となっています。

千秋楽の28日、9回目の優勝を目指す照ノ富士は結びの一番で霧島と対戦します。

過去の対戦では、照ノ富士が10戦全勝と圧倒しています。

照ノ富士は休場明けの今場所、徐々に本来の持ち味である四つに組んでからの力強い相撲を取り戻していて、霧島を組んで止めてしまえば、優位は揺るぎません。

一方、27日、3敗に後退した霧島は、綱とりに望みをつなぐためには横綱から初勝利を挙げるしかなく、動きのよさを生かしてまわしを与えないようにできるかがポイントです。

また、もう1人の2敗で初優勝を目指す琴ノ若は、過去の対戦成績が6勝6敗と五分の翔猿との取組が組まれました。

琴ノ若は勝てば大関昇進の目安とされる三役で臨んだ直近の3場所の勝ち星の合計「33」に届くことになり、素早い動きが持ち味の翔猿を組み止められるか、立ち合いが鍵となりそうです。

このほか、13日目から再出場している大関経験者の朝乃山が4場所ぶりのふた桁勝利を目指して関脇 大栄翔と対戦します。