プーチン大統領 ロシア軍用機 “ウクライナによって撃墜”

ロシアのプーチン大統領はウクライナ人の捕虜を乗せたとされるロシア軍の軍用機の墜落について、「明らかに彼らがやった」と述べ、ウクライナの防空システムによって撃墜されたと主張しました。一方、ウクライナ側は国際的な調査の実施を求めています。

ロシア国防省は24日、西部のベルゴロド州で、ロシア軍の軍用機がウクライナ側の攻撃で撃墜され、捕虜となっていたウクライナ軍の兵士65人など、搭乗していた全員が死亡したと発表しています。

軍用機の撃墜について、ロシアのプーチン大統領は26日、ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで開かれた学生らとの会合で言及し、「故意なのか、過失なのかはわからないが、明らかに彼らがやった」と述べ、ウクライナの防空システムによって撃墜されたと主張しました。

また、プーチン大統領はウクライナ側から発射されたミサイルは2発で、アメリカ製かフランス製のものである可能性が高いとして、ロシアの当局による捜査結果が2、3日のうちに明らかになるだろうという見通しを示しました。

一方、ウクライナ側は墜落への関与については明言しておらず、国際的な調査の実施を求めています。