被災地ではあすにかけ断続的に雨や雪の見込み 土砂災害に注意

最大震度7を観測した能登半島地震の被災地では、28日にかけて断続的に雨や雪が降る見込みです。
地震の揺れで地盤が緩んでいるため、気象庁は少しの雨でも土砂災害に注意や警戒をするよう呼びかけています。

気象庁によりますと、能登半島地震の被災地ではところによって雨が降っています。28日にかけては断続的に雨や雪が降る見込みです。

石川県の能登と加賀の多いところでは
▽28日夕方までの24時間に25ミリ、
▽29日夕方までの24時間におよそ50ミリの雨が降ると予想されています。

地震の揺れで地盤が緩んでいるため、気象庁は少しの雨でも土砂災害に注意や警戒をするよう呼びかけています。

避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。

家族や周りに体調を崩している人がいないか声をかけあい、毛布などで体を暖めたり、定期的に体を動かしたりするなど体温が下がらないよう対策を心がけてください。

地震活動は依然活発

一方、能登地方やその周辺を震源とする地震の回数は徐々に減少しているものの、依然、地震活動が活発な状態が続いています。

26日は石川県志賀町で震度4の揺れを観測する地震がありました。

震度1以上の揺れを観測した地震は27日午後4時までに1532回にのぼり、気象庁は引き続き、最大震度5強程度かそれ以上の地震に注意するよう呼びかけています。