文科省 教職員など石川に派遣へ 子どもの生活指導や心のケアで

文部科学省は、能登半島地震で集団避難した中学生の生活指導や被災した子どもの心のケアのため、教職員やスクールカウンセラー50人余りを石川県に派遣する方針を明らかにしました。

能登半島地震で被害を受けた石川県輪島市や珠洲市、能登町では、希望した中学生およそ400人が親元を離れて県南部の白山市や金沢市の施設に集団で避難しています。

被災地には、すでに宮城県や熊本県、兵庫県などが自主的に教員などを派遣していますが、文部科学省は各自治体と調整し、さらに全国から応援の教職員41人を26日から順次、石川県に派遣する方針を明らかにしました。

集団避難先の施設での夜間の見守りや生活指導、それに、避難先から近隣の中学校に通っている生徒の学習指導にあたるということです。

また、被災した子どもたちの心のケアにあたるため、スクールカウンセラーも15人程、珠洲市や輪島市の学校に派遣するということです。

26日の閣議後の記者会見で盛山文部科学大臣は「引き続き被災地のニーズに寄り添い、各自治体と連携しながら子どもたちの就学機会の確保や心のケアをしっかり支援していく」と話していました。