マイクロソフト時価総額一時3兆ドル超 生成AI需要への期待背景

アメリカのIT大手、マイクロソフトの株価が上昇し、企業の価値を示す時価総額が一時、初めて3兆ドル、日本円でおよそ440兆円を超えました。業務提携するアメリカのベンチャー企業、オープンAIと開発する生成AIの需要への期待が高まっていることが背景にあります。

24日のニューヨーク株式市場でマイクロソフトの株価は上昇し、企業の価値を示す時価総額が一時、初めて3兆ドル、日本円でおよそ440兆円を超えました。

アメリカの上場企業ではIT大手アップルの時価総額がおととし1月に初めて3兆ドルを超えています。

ニューヨーク株式市場では、世界で利用が急速に拡大する生成AIの需要への期待が高まり、関連するIT企業や半導体メーカーの株価の上昇傾向が続いています。

マイクロソフトは、生成AI、ChatGPTを開発するアメリカのベンチャー企業、オープンAIと業務提携していて、オープンAIへの投資額は、これまでに130億ドル、日本円でおよそ1兆9000億円にのぼると伝えられています。

マイクロソフトの時価総額が3兆ドルを超えたことは、オープンAIとともに開発や活用を進める生成AIの需要への投資家の期待の高まりを改めて示しています。