金沢駅と石川の被災地結ぶ特急バス 25日から一部運行再開へ

能登半島地震で避難している人たちが一時的に自宅などに戻るのを支援しようと、北陸鉄道グループは金沢駅と石川県内の被災した地域を結ぶ特急バスの運行を25日から一部で再開することになりました。

能登半島地震で各地で道路が損傷したことなどを受け、北陸鉄道グループは能登地域を通る多くの路線バスの運行を取りやめていました。

地震から3週間余りがたって、一部では道路の復旧が進んだことから、避難している人たちが一時的に自宅などに戻り、復旧活動をするのを支援しようと、路線を限定して無料で特急バスを再開することを決めました。

再開するのは、いずれも金沢駅を発着し
▽輪島市と結ぶ「輪島特急線」
▽珠洲市と結ぶ「珠洲特急線」
それに
▽能登町と結ぶ「珠洲宇出津特急線」の3つの路線です。

運行は「輪島特急線」が1日2往復、その他の路線が1日1往復で、従来のダイヤや路線とは異なるということです。

乗客は被災した人などを優先し、およそ1か月間は無料で運行するということです。

北陸鉄道グループは「今後、さらに運行するエリアを拡大し、被災者を支えていきたい」とコメントしています。