NYダウ平均株価 初の3万8000ドル超え 史上最高値を更新

週明け22日のニューヨーク株式市場は、アメリカの半導体やIT関連企業の決算発表が本格化するのを前に、企業業績への期待感から買い注文が増え、ダウ平均株価は初めて3万8000ドルを超え、史上最高値を更新しました。

22日のニューヨーク株式市場は取り引き開始直後から買い注文が増える展開となり、ダウ平均株価の終値は先週末に比べて138ドル1セント高い3万8001ドル81セントと初めて3万8000ドルを超えて史上最高値を更新しました。

今週以降にアメリカの半導体やIT関連企業の決算発表が本格化するのを前に、AIの需要などを背景とした企業業績への期待感が広がって買い注文が増えました。

主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数も上昇し、史上最高値を更新しました。

市場関係者は「投資家の間で、生成AIの利用拡大を背景とした半導体の需要が企業業績を押し上げるとの楽観的な見方が広がっている。企業の決算の内容に加えて、来週、開かれるFRB=連邦準備制度理事会の金融政策を決める会合とパウエル議長の会見の内容に関心が集まっている」と話しています。