大相撲 朝乃山が休場 右足首痛める 北勝富士も右ひざ痛め休場

大相撲の大関経験者で平幕の朝乃山が右足首のけがで初場所9日目の22日から休場することになりました。

西の前頭7枚目の朝乃山は7戦全勝で迎えた初場所中日の21日、玉鷲に敗れ初黒星を喫しました。

この取組のあと、朝乃山は土俵下でしばらく立ち上がれない状態となり、支度部屋でも右足を気にする様子を見せていたものの、報道陣に対しては「大丈夫だ」と答えていました。

師匠の高砂親方によりますと、21日の相撲で投げられたときに右足首を痛めたということで、朝乃山は日本相撲協会に届け出て9日目から休場することになりました。

朝乃山の休場は去年の九州場所に続いて11回目です。

朝乃山の休場で、関脇・琴ノ若、平幕の阿武咲、新入幕の大の里の3人が1敗でトップに並んでいて、朝乃山が対戦予定だった阿武咲は不戦勝となります。

高砂親方は「けさ起きたら腫れていて、歩くのも痛いと言っていた。大きなケガではないが、大事をとって2、3日休ませたい」と話していました。

北勝富士 22日から休場 右ひざ関節の挫傷と診断

大相撲の三役経験者で平幕の北勝富士が右ひざのけがで初場所9日目の22日から休場することになりました。

前頭3枚目の北勝富士は、初場所中日の21日、大関・豊昇龍と対戦し、「押し倒し」で敗れました。

この一番で右ひざを痛めた北勝富士は取組後、自力で立ち上がれず、車いすで引き上げました。

その後、都内の診療所で検査したところ、右ひざ関節の挫傷でおよそ2週間の加療を要すると診断されたということで、北勝富士は日本相撲協会に届け出て、9日目の22日から休場することになりました。

北勝富士の休場はおととしの名古屋場所以来、4回目で、22日、対戦する予定だった翔猿は不戦勝となります。

ここまで北勝富士は4勝4敗の成績でした。

師匠で元横綱・北勝海の八角親方は「きのうの相撲で右ひざが入ってしまった。本人がひざが動かないと言っている。しっかり治した上で、次の場所に向けてもっと鍛え直していかないといけない」と話し、再出場は考えていないとしています。