愛媛 全国有数の紙の産地 四国中央市で新春恒例の競書大会

全国有数の紙の産地として知られる愛媛県四国中央市で新春恒例の競書大会が開かれ、子どもたちが書道の腕を競いました。

この大会は製紙業が盛んな四国中央市で子どもの頃から書道に親しんでもらおうと毎年開催されていて、ことしは小学3年生から中学生までのおよそ300人が参加しました。

子どもたちには市内で生産された手すきの和紙5枚が配られ、「はじめ」の合図とともに一斉に筆をとって学年ごとの課題文字を一筆一筆、丁寧にしたためていきました。

制限時間は30分で、子どもたちは書き終えた5枚を真剣な表情で見比べ、最もうまく書けた1枚を提出していました。

大会には去年の「書道パフォーマンス甲子園」に出場した地元の三島高校書道部も登場し、子どもたちが見守る中、巨大な紙の上で新春をテーマにした力強いパフォーマンスを披露しました。

大会に参加した中学2年の女子生徒は「塾で2、3週間特訓して今回、臨みました。自分の中では100点満点の出来だと思います」と話していました。

小学5年の男子児童は「思いどおりに書けなかったですが、全力を出しきって頑張りました。課題文字の『友達』の最後のはらいが難しかったです。30分があっという間でした」と話していました。