スキージャンプ女子W杯 団体戦 伊藤 高梨出場の日本は4位 山形

スキージャンプ女子のワールドカップは、2人1組で争う形式の団体戦が山形市で行われ、伊藤有希選手と高梨沙羅選手が出場した日本は4位でした。

山形市蔵王で開催されたスキージャンプ女子のワールドカップは、20日は「スーパーチーム」と呼ばれる2人1組で争う形式の団体戦がヒルサイズ102メートルのノーマルヒルで行われました。

13チームが出場した団体戦に日本は今シーズンワールドカップの個人戦で2勝を挙げ、19日の大会でも2位に入り好調の伊藤選手とワールドカップ通算63勝の高梨選手が出場しました。

1回目は高梨選手が力強い踏み切りから95メートルを飛んで4位につけると2回目では、伊藤選手がジャンプに不利な追い風の中でK点を超える95メートル50をマークし、日本は4位で上位8チームが進む3回目に臨みました。

最後の3回目は、高梨選手が91メートル50と飛距離を伸ばすことができず、伊藤選手は95メートルを飛んだものの合計ポイント667.3で日本は4位でした。

優勝は合計722.2をマークしたスロベニアで、2位がカナダ、3位がオーストリアでした。

高梨沙羅「あすは少しでもいいジャンプを」

表彰台に届かなかった日本の高梨沙羅選手は「悔しい思いでいっぱいだが1人ではこの順位になることはできなかった。あすは、日本開催のワールドカップの最終戦になるので、少しでもいいジャンプが飛べるように準備したい」と話しました。

伊藤有希「私自身が経験不足だった」

また、2人1組で争う「スーパーチーム」形式の団体戦に初めて出場したという伊藤有希選手は「私自身が経験不足だったと思うし、展開が早く短いインターバルの中で修正しきれなかったことが4位の結果になったと思う。あすは、今シーズン日本での最後の大会になるので皆さんからたくさんのパワーをいただいて飛ばせていただきたい」と前を向いていました。