19日の東京市場は円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は一時、去年11月下旬以来となる1ドル=148円80銭台まで値下がりしました。
18日にアメリカで発表された失業保険の申請件数の結果からアメリカ経済は堅調との受け止めが広がり、FRB=連邦準備制度理事会がことしの早い時期に利下げに転じるとの見方が後退したためです。
午後5時時点の円相場は18日と比べて、50銭円安ドル高の1ドル=148円26銭から28銭でした。
ユーロに対しては18日と比べて43銭円安ユーロ高の1ユーロ=161円30銭から34銭でした。
ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0879から80ドルでした。
市場関係者は「来週の投資家の注目は日銀が開く金融政策決定会合になる。早期のマイナス金利解除は難しいのではないかという見方が広がる中で、政策の方向性をどこまで示すかが焦点になっている」と話しています。
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円相場一時148円台後半に値下がり 米で早期利下げの見方後退で
19日の東京外国為替市場は、アメリカでことしの早い時期に利下げが行われるとの見方が後退したことで、円相場は一時、1ドル=148円台後半まで値下がりしました。