能登半島地震の被災地 日中あまり気温上がらず 低体温症に注意

最大震度7を観測した能登半島地震の被災地では、19日はいったん天気が回復するものの、日中はあまり気温が上がらない見込みです。引き続き低体温症に注意して、家族や周りに体調を崩している人がいないか声を掛けあうなど、対策を心がけてください。

気象庁によりますと、能登地方やその周辺を震源とする地震は徐々に減少しているものの、地震活動が活発な状態が続き、19日も石川県で震度4の揺れを観測する地震がありました。

震度1以上の揺れを観測した地震は、19日午前8時までに1459回に上り、気象庁は今後2、3週間ほどは最大震度5強程度かそれ以上の揺れに注意するよう呼びかけています。

一方、19日は高気圧に覆われ、いったん天気が回復するものの、日中はあまり気温が上がらない見込みで最高気温は
▽金沢市で9度
▽富山市と石川県輪島市で8度などと予想されています。

避難生活の長期化で体調を崩す人が相次ぎ、「災害関連死」の疑いで亡くなった人も確認されています。

引き続き低体温症に注意して、家族や周りに体調を崩している人がいないか声を掛けあい、毛布などで体を暖めたり定期的に体を動かしたりするなど体温が下がらないよう対策を心がけてください。