国連機関トップ ガザ地区訪問 冬を乗り切る支援と停戦訴え

UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関のラザリーニ事務局長は14日、エジプトとの境界にあるガザ地区南部のラファ検問所を訪れ、人道支援物資の搬入状況を視察しました。

NHKの取材に応じたラザリーニ事務局長はガザ地区の人道状況について「140万人以上が国連機関の避難所に身を寄せていて、非常に過密な状態となっている。衛生状態や生活環境はひどい状況だ。人々は日々の最低限の食事や飲み水を確保することに苦労している。飢餓や感染症のまん延が懸念される」として強い危機感を示しました。

そのうえで「人々はいま冬に直面している。去年10月にすべてを置いて避難しているので、多くの人がその時のままの同じ衣服を着ている」と述べて、住民たちが冬を乗り切るためには、食料など人道支援の物資だけでなくさまざまな物資の搬入が認められるべきだと強調しました。

そのうえで「私たちは人道的な停戦を2か月前から呼びかけている。特に中部では激しい攻撃が続いていて、人々の命を救うために人道的な停戦が必要だ」と述べ、一刻も早い停戦を訴えました。