株価 一時3万6000円台に バブル期以来 約33年11か月ぶり

週明けの15日の東京株式市場、日経平均株価はバブル期の1990年2月以来およそ33年11か月ぶりに一時3万6000円台をつけました。

▽日経平均株価、15日の終値は先週末の終値より324円68銭高い、3万5901円79銭でした。
▽東証株価指数=トピックスは、30.37上がって2524.60、
▽一日の出来高は15億5966万株でした。

15日の終値

株価が上昇した背景には、連日の株高や今月からのNISAの拡充で業績への期待が高まっている証券関連の銘柄のほか、決算が好調だった小売関連の銘柄に買い注文が集まったことなどがあります。

東京市場での値上がり幅は、今月5日からの6営業日で2600円以上となりました。

連日の株高を受けて外国人投資家などからも日本株への注目が集まる一方、大幅な値上がりに対しては、市場の過熱感を警戒する声も出ています。

株価は今後どのように推移するのか。
来月にかけては日米の企業の決算発表も相次ぐことから、これらの動向も注目されます。

林官房長官「安心して資産形成に取り組める環境整備」

林官房長官は、午後の記者会見で「株価の日々の動向は、経済状況や企業の活動などさまざまな要因によって市場で決まるものであり、コメントは差し控えるが、政府としては引き続き経済財政運営に万全を期すとともに、国民が安心して資産形成に取り組むことができる環境を整備していきたい」と述べました。