ヤマト運輸 宅配便の運賃 平均で約2%値上げへ 4月から

宅配大手のヤマト運輸は、ことし4月から宅配便などの料金を平均でおよそ2%値上げすると発表しました。燃料価格の上昇に対応するとともに、ドライバーなどの待遇改善につなげることが理由だとしています。

発表によりますと、ヤマト運輸は、通常の宅配便に加え、クール便やゴルフバッグの料金を平均でおよそ2%値上げします。

燃料価格などのコストの上昇に対応するとともに、ことし4月からトラックドライバーの時間外労働の規制が強化され、物流の人手不足が懸念される「2024年問題」に備え、ドライバーなどの待遇改善にもつなげたいとしています。

会社では去年4月にも平均でおよそ10%の値上げを行っていて、今後も年度ごとに料金を見直すということです。

宅配大手では、日本郵便が去年10月に宅配便の「ゆうパック」の料金を平均でおよそ10%値上げしたほか、佐川急便もことし4月から宅配便の料金を平均でおよそ7%、値上げするとしています。