アメリカ国務省は9日、日本や韓国、ウクライナなど47か国とEU=ヨーロッパ連合とともに、外相声明を発表しました。
この中で、ロシアが北朝鮮から弾道ミサイルの供与を受け、先月30日と今月2日にウクライナに対しミサイルを発射したと指摘し「供与はウクライナの人々の苦しみを増大させ、ロシアの侵略を支持するものだ」として非難しています。
また「ロシアと北朝鮮のこうした協力関係がヨーロッパや朝鮮半島、インド太平洋地域など世界中の安全保障に与える影響を深く懸念している」として、ロシアが北朝鮮に対し何を見返りとするか注視しているとしています。
そのうえで、ロシアと北朝鮮に対し、関連する国連安保理決議を順守し、それに違反する行為を直ちに停止するよう求めています。
一方、ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は9日、記者会見で、ロシア軍が今月6日に再び、北朝鮮の弾道ミサイルを複数、ウクライナに発射し、このうち少なくとも1発が東部ハルキウに着弾したと明らかにしました。
ロシアとミサイル供与の北朝鮮 米が日韓などと外相声明で非難
アメリカ国務省は、ロシアが北朝鮮から弾道ミサイルの供与を受け、ウクライナに対し相次いで発射したとして、日本や韓国をはじめ47か国などとともに外相声明を発表し、ウクライナの人々の苦しみを増大させる行為だなどとして、非難しました。