石川 輪島 地震で中学1年生が死亡 富山市から帰省中に被災

石川県輪島市に帰省していた富山市内の中学1年生が地震による建物の倒壊に巻き込まれて亡くなったと、富山市が発表しました。

4日、富山市で開かれた災害対策本部の会議での報告によりますと、亡くなったのは市内の中学1年の男子生徒1人で、石川県輪島市の親族の家に家族と帰省した際に、今回の地震で住宅の倒壊に巻き込まれたということです。

学校が全校生徒の安否確認のため連絡したところ、分かったということで、市はプライバシー保護のためとして氏名などは明らかにしていません。

このあと開かれた会見で藤井市長は「亡くなられた方たちに心から哀悼の意を申し上げます。また、市内でも自宅に被害を受けたり、不安を感じたりしているすべての方にお見舞いを申し上げます」と述べました。

このほか、住民から、避難所に着いたものの職員がおらず、鍵が開かなかったと苦情が寄せられたことや、道路が渋滞して避難に支障が出たことなどについては、今後、対応を検討するとしています。

また、被災して家に住めなくなった市内外の人を対象に、市営住宅で受け入れる支援を検討する方針も示しました。