海上保安庁の機長「突然機体の後ろから火が出た」羽田空港事故

羽田空港で日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡した事故で、海上保安庁の機長が警視庁の聞き取りに対して「突然、機体の後ろから火が出た」という趣旨の説明をしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

2日、羽田空港の滑走路で、日本航空516便の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突して炎上し、海上保安官5人が死亡した事故で、警視庁は業務上過失致死傷の疑いで捜査本部を設置し、捜査を進めています。

3日から事故が起きた滑走路を中心に現場検証を行い、今後、機体についても検証を行うことにしていますが、海上保安庁の機長がこれまでの警視庁の聞き取りに対して「突然、機体の後ろから火が出た」という趣旨の説明をしていたことが捜査関係者への取材で分かりました。

警視庁は、当時、機長に旅客機と接触した認識があったかどうかなど、国の運輸安全委員会など関係機関と連携しながら詳しい状況を調べています。