【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(1月2日の動き)

ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。

ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる2日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。

(日本とウクライナとは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)

先月29日にロシアによる大規模な攻撃を受けたウクライナの首都キーウでは、新しい年を迎えた1日を喪に服す日として、亡くなった人たちを悼みました。

キーウ中心部の広場や市庁舎の前には半旗が掲げられたほか、町なかの電光掲示板には攻撃を受けた日の日付とろうそくの映像が映し出されていました。

軍事侵攻の開始以来、最大規模とされる先月29日のロシア軍の攻撃では、ウクライナ各地の都市がミサイルや無人機で攻撃され、キーウではこれまでに28人が死亡しました。

この日も国内各地で断続的に防空警報が出され、市民は緊張の日々を強いられています。

プーチン大統領「敵の勢いはくじかれつつある」

ロシアのプーチン大統領は1日、首都モスクワ近郊の軍事病院を訪れ、ウクライナ侵攻で負傷したロシア軍の兵士たちと面会しました。

この中でプーチン大統領は、「敵の勢いはくじかれつつある」と述べるなど、戦況はロシア軍に有利になりつつあると主張しました。そのうえで「われわれはいつまでも戦い続けるつもりはないが、自分たちの立場を放棄するつもりもない」と述べ、作戦を継続する考えを示しました。

また、「ウクライナは敵ではない。彼らを利用してロシアの戦略的な敗北を目指す欧米のエリートが敵だ」と強調し、ウクライナを支援する欧米への敵意を示しました。