奈良 下北山村の土砂崩れ 焼けた車から人の骨のようなもの

今月23日に奈良県下北山村の国道沿いで起きた土砂崩れの現場で、消防などが捜索していたところ、焼けて大きく壊れた車の中から人の骨のようなものが見つかり、警察などが確認を進めています。

今月23日、奈良県下北山村上池原の国道169号線で、道路沿いの斜面の土砂が幅およそ30メートルにわたって崩れ、車2台が巻き込まれて、1人が大けがをしました。

このうち1台は土砂に埋まったとみられ、現場では数日間にわたって煙があがり、これまでの捜索ではナンバープレートのついたバンパーやスペアタイヤ、それに車のドアの一部が見つかっていました。

県が28日午前6時から、車の一部が見つかった周囲の土砂を取り除く作業を進めていたところ、午前10時半すぎ、車の中から人の骨のようなものが見つかりました。

また、土砂の中からは焼けて大きく壊れた車も運び出されました。

現場で見つかった車のナンバーは、連絡が取れなくなっている和歌山県の70代の男性の車と一致していて、警察などが詳しく確認を進めています。