岸田首相 自民派閥の政治資金パーティー問題 党執行部と協議へ

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、25日、岸田総理大臣は新たに就任した渡海政務調査会長も含め、党執行部のメンバーと会談し、今後の対応などを協議することにしています。

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、岸田総理大臣は体制を立て直すため、安倍派の4人の閣僚らを交代させたのに続き、先週、党幹部2人の後任人事を行い、いずれも無派閥の渡海政務調査会長と浜田国会対策委員長を起用しました。

そして、25日、麻生副総裁や茂木幹事長、それに新たに就任した渡海氏ら党執行部のメンバーと会談し、今後の対応などを協議することにしています。

岸田総理大臣は、新体制のもと再発防止策などの議論を進めたい考えで、年明け以降、自身のもとに新たな組織を設けることも検討しています。

一方、立憲民主党は「岸田総理大臣に自民党の改革は無理だ」などと批判を強めていて、25日も調査チームの会合を開いて課題の洗い出しなどを行うことにしています。

野党側は、引き続き衆参両院の政治倫理審査会での説明や予算委員会の閉会中審査の開催を求めるなど追及していく方針です。