フィギュア世界選手権 代表を発表 宇野昌磨 坂本花織ら選出

来年3月に行われるフィギュアスケートの世界選手権の代表が発表され、ともに世界選手権3連覇がかかる男子シングルの宇野昌磨選手や女子シングルの坂本花織選手などが選ばれました。

日本スケート連盟は、長野市で行われた全日本選手権や今シーズンの国際大会の結果などをもとに、来年3月にカナダで行われる世界選手権の代表選考を行い、発表しました。

シングルは

男子シングルは全日本で優勝し、世界選手権は3連覇がかかる宇野選手、全日本2位でグランプリシリーズのNHK杯で優勝した鍵山優真選手、それに、グランプリシリーズの2試合でいずれも上位に入り、ファイナルにも出場した三浦佳生選手の3人が選ばれました。

女子シングルは、こちらも全日本で優勝し世界選手権3連覇を目指す坂本選手、全日本2位の18歳、千葉百音選手、グランプリファイナルで3位に入った吉田陽菜選手の3人となりました。

ペアは

ペアは、三浦璃来選手と木原龍一選手の“りくりゅうペア”が選ばれました。

2人は、木原選手のケガのため全日本選手権とグランプリシリーズの2戦を欠場しましたが、去年の世界選手権で優勝していることを踏まえ、大会までにはケガの回復が見込めるとして選出されたということです。

また、結成1年目の長岡柚奈選手と森口澄士選手のペアは、来月(1月)行われる大会で連盟が定めた基準を上回る得点をマークした場合、代表に選ぶということです。

アイスダンスは…

アイスダンスは今回の全日本選手権で前半のリズムダンス、後半のフリーダンス、それに合計得点でいずれも異なるカップルがトップとなり、3組の実力がきっ抗しているとして選出が保留となりました。

来月の理事会で再度話し合われるということです。

四大陸選手権の代表も

日本スケート連盟の竹内洋輔フィギュア強化部長は「現在の各選手の競技力を重視するとともに2026年のオリンピックに向けた強化の意味も込めて幅広に選考した」と説明しました。

このほか、来年2月にアメリカで開催される四大陸選手権の代表も発表され、男子シングルは鍵山選手、山本草太選手、佐藤駿選手、女子シングルは千葉選手、三原舞依選手、渡辺倫果選手、ペアは三浦選手と木原選手のペアが選ばれ、アイスダンスは小松原美里選手と夫の尊選手のカップルなど全日本選手権の上位3組が選ばれました。