クリスマスケーキ崩れた状態で届く SNS投稿相次ぐ 高島屋 謝罪

大手デパートの高島屋は、クリスマスにあわせて予約販売した一部のケーキに崩れた状態で購入者に届けられたものがあったとして謝罪のコメントを発表しました。
デパートでは、原因について調べるとともに返金などの対応を行うとしています。

発表によりますと、崩れた状態で届けられたのは高島屋がオンラインストアでクリスマスにあわせて予約販売したケーキのうち、レストランの監修のもとで埼玉県羽生市にある菓子メーカーが作った一部のショートケーキです。

ケーキは消費税込みで5400円で販売され、冷凍の状態で配送される商品です。

SNS上ではケーキが崩れていたなどと投稿する人が相次ぎ、デパートによりますと、24日午後1時の時点で、のべ220件ほどの問い合わせがデパートに寄せられたということです。

デパートによりますと、菓子メーカーがケーキを製造して箱にこん包し、その後の配送はデパート側が契約した運送業者が行っているということです。

デパートは、原因を調査するとともに、購入した人に返金などの対応を行うとしています。

高島屋は、オンラインストアのホームページ上で「商品をお買い上げいただいたお客さまにはたいへんご迷惑をおかけすることを深くおわび申しあげます。今後、管理体制の徹底に努めてまいります」などと謝罪のコメントを発表し、問い合わせ窓口などを周知しています。

崩れたケーキ届いた女性「楽しみにしていたのにショック」

福岡県の30代の女性はクリスマスに家族で食べようとインターネットで高島屋のケーキを申し込み、23日午前中に配送されてきたといいます。

中を確認すると、本来、生クリームの上にカットしたイチゴがのったホールケーキのはずでしたが、大きく崩れて凍った状態で、イチゴや生クリームが取れている部分がありました。

女性は「1年に1度のクリスマスなので、百貨店の少し高くてもいいケーキを奮発して注文し、楽しみにしていたのでショックです。配送なので多少崩れるのはしかたがないと思っていたが、予想以上に崩れていてびっくりした」と話していました。

そのうえで「SNSでは『食中毒は大丈夫か』という声があがっていたので、高島屋に問い合わせて食べても大丈夫か聞いてから対応しようと思う」と話していました。