来年開場100年を迎える甲子園球場で自転車BMXの世界大会初開催

来年、開場から100年を迎える甲子園球場で、自転車のBMXの世界大会が初めて開かれ、トップ選手たちが華麗な技を披露しました。

兵庫県西宮市の甲子園球場は大正時代の1924年に開場し、来年8月に100年の節目を迎えます。

23日から2日間、自転車のBMXの世界大会が初めて開かれ、グラウンドに縦横およそ15メートルの大きなステージが設けられました。

行われたのは、フリースタイルのフラットランドという種目で、選手たちは小型の自転車を使い、限られた時間内で回転やジャンプなどの技を繰り出し、難度やオリジナリティーを競います。

大会には、世界17か国から合わせて130人余りが参加し、23日の予選ではトップ選手たちが華麗な技を次々と披露していました。

甲子園球場では現在、プロ野球や高校野球、アメリカンフットボールの大学日本一を決める甲子園ボウルなどが行われているほか、戦前にはスキージャンプや馬術などの大会も開かれましたが、今回、開場から100年を前に新たな歴史が刻まれました。

地元兵庫の40代の男性は「いつもの甲子園と違って新鮮に感じる。甲子園は、きれいなまま、150年、200年と続く場所であってほしい」と話していました。

世界トップ選手で、神戸市出身の内野洋平選手は「ほかの選手たちもふだんより緊張しているように感じる。子どもの時から野球を見に来ていた甲子園で大会ができて、感謝の気持ちでいっぱいだ」と話していました。