日本海側中心に大雪 除雪作業中の事故や交通影響に注意

北陸などの日本海側を中心に大雪となり、各地で平年を大幅に上回る積雪となっています。大雪のピークは過ぎましたが、積雪や路面の凍結による交通への影響のほか、除雪作業中の事故などに十分注意するようにしてください。

気象庁によりますと、真冬並みの寒気と冬型の気圧配置の影響で、西日本から北日本にかけての日本海側を中心に大雪となっています。

午前11時までの24時間に、
▽滋賀県長浜市余呉で62センチ、
▽群馬県みなかみ町藤原で60センチ、
▽長野県野沢温泉村で59センチの雪が降りました。

各地で積雪が平年を大きく上回っていて、午前11時の積雪は、
▽岐阜県白川村で91センチ、
▽新潟県津南町で90センチ、
▽石川県白山市河内で75センチなどとなっています。

大雪のピークは過ぎましたが、気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響のほか、着雪による停電や雪崩にも十分注意するよう呼びかけています。

今回の大雪で車のスリップ事故や除雪作業中の転倒事故などが相次いでいます。

屋根の雪下ろしの際は命綱やヘルメットなどの転落の防止対策を徹底するほか、除雪作業の際には家族や近所の人などと声をかけあいながらできるだけ2人以上で行ってください。

また、軒下は落雪や「つらら」が落ちてくるおそれがあります。

雪かきをする際は建物の屋根に大量の雪が積もっていないかよく確認し、安全を確保して進めるようにしてください。