海保 大型無人機運用拠点 2025年度に青森から北九州に移転

海上保安庁が運用する大型無人航空機の運用拠点が2025年度に現在の青森県から福岡県の北九州航空基地に移転することが決まりました。

海上保安庁の大型無人航空機、「シーガーディアン」は体制の強化と業務の効率化のため去年10月から運用が始まり、ことし5月から3機体制となっています。

無人航空機の運用拠点は、現在、青森県にある海上自衛隊八戸航空基地ですが、海上保安庁は、2025年度に福岡県にある第7管区海上保安本部の北九州航空基地に移転することを決めました。

北九州航空基地は北九州空港の一角にあり、周囲が海に囲まれ陸上の飛行をほぼ避けられるほか、24時間の運用が可能なため、移転先に決まったということです。

今回の移転は現在使っている自衛隊の基地の借用期限が来年度末までとなっていることが理由で、移転の具体的な日程はまだ決まっていないということです。

また、移転するのと同じ2025年度からは、現在の3機に新たに2機を加え、5機体制で運用することになっています。

海上保安庁は、来年度の予算案に移転費用として9億4000万円を盛り込みました。