国税庁の男性幹部 女性記者に懇親会でセクハラ行為 懲戒処分

国税庁の50代の男性幹部が、報道機関の女性記者に対し、懇親会の場で性的な言動を繰り返すセクハラ行為をしたとして、国税庁は22日、この幹部を減給の懲戒処分にしたと発表しました。

懲戒処分を受けたのは、国税庁に勤務する50代の男性幹部です。

国税庁によりますと、この幹部はことし7月、報道機関の女性記者に対し、飲酒を伴う懇親会の場で性的な言動を繰り返すセクハラ行為をしたということです。

先月、女性記者が所属する報道機関からの申し出を受けて、幹部に事情を聞いたところ、事実関係を認めたということで、国税庁は22日付けで減給10分の1、1か月の懲戒処分にしました。

国税庁は「セクシュアル・ハラスメントは被害者の尊厳や人権を侵害する行為で、決して許されるものではなく、誠に遺憾だ。今回の件を重く受け止め、職員の服務規律の順守について、さらなる徹底を図っていく」とコメントしています。