韓国国防相 北朝鮮発射の弾道ミサイル ICBM級の「火星18型」か

韓国のシン・ウォンシク国防相は、北朝鮮が18日発射した弾道ミサイルについて固体燃料を使うICBM=大陸間弾道ミサイル級の「火星18型」と見ていることを明らかにしました。

韓国のシン・ウォンシク国防相は18日夜に出演した韓国のニュース番組で、北朝鮮が18日午前に発射した弾道ミサイルについて、これまでの分析結果を明らかにしました。

このなかで、北朝鮮が発射したミサイルは液体燃料式よりも迅速に発射できる固体燃料式のICBM級「火星18型」と見ているとしています。

その理由について、ミサイルの飛行距離や高度、速度がことし7月に北朝鮮が発射した「火星18型」と似ていることなどをあげています。

そして「飛行には成功したとみている」とする一方で、弾頭を大気圏に再突入させる技術は確立していないと分析しました。

また、発射の背景について北朝鮮が核・ミサイル開発をみずからの計画に沿って「着々と進めている」とした上で、今月下旬に開かれる朝鮮労働党の中央委員会総会で成果を示すためだという見方も示しました。