ウクライナの強豪サッカーチーム来日 今夜慈善試合 復興支援へ

ロシアによる侵攻が続くウクライナの強豪サッカーチームが来日し、18日夜、ウクライナの復興支援につなげるための慈善試合が国立競技場で行われます。

日本を訪れているのは、ウクライナのプロサッカーチーム「シャフタール・ドネツク」です。

ウクライナのプロサッカーリーグ「プレミアリーグ」で14回優勝し、ヨーロッパチャンピオンズリーグなどにも出場経験がある強豪です。

本拠地はウクライナ東部のドネツクですが、2014年の紛争後、拠点を移すことを余儀なくされ、さらにロシアによる軍事侵攻を受けて、現在は、首都キーウや西部リビウなどを拠点に活動を続けています。

慈善試合は18日夜7時から国立競技場で行われ、先月、Jリーグカップで初優勝を果たした「アビスパ福岡」と対戦します。

試合で得た収益は、経費をのぞいた全額がウクライナでの復興支援にあてられるということです。

試合を前に17日夜、都内で記者会見に臨んだキャプテンのステパネンコ選手は、前日にチームで働いていた人が死亡したことを明かしたうえで「毎日、この戦争で人々が亡くなっている。厳しい状況に置かれた人々を支援し、助けるためにも、この慈善試合は非常に重要だ。ベストを尽くし、もちろん観客の皆さんには楽しんでもらいたい」と抱負を述べました。