岸田首相 マレーシア首相と会談 救難艇やドローン供与で合意

岸田総理大臣は、日本を訪れているマレーシアのアンワル首相と会談し、安全保障分野での連携を強化するため、OSAという新たな支援の枠組みを通じて、救難艇やドローンを供与することで合意しました。

会談は、日本とASEAN=東南アジア諸国連合の特別首脳会議の開幕を前に、16日午前、総理大臣官邸で行われました。

冒頭、岸田総理大臣は「世界が歴史的な転換点にある中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化し、人間の尊厳が守られる世界を確保するため協力を強化していきたい」と述べました。

そして両首脳は安全保障分野での連携を強化するため、OSAという同志国の軍に防衛装備品などを供与する新たな枠組みを通じて救難艇やドローンを供与することで合意しました。

また両国の関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げすることを確認し、クリーンエネルギーへの移行や経済安全保障、人的交流など幅広い分野での協力をいっそう進めていくことで一致しました。