日本大学 アメフト部 関東学生連盟から退会の見通し

一連の薬物事件で廃部が決まった日本大学のアメリカンフットボール部は、リーグ戦を行っている関東学生連盟から退会する見通しとなりました。大学は部の再建を検討するとしていますが、連盟に再び加盟しても最上位のリーグに戻るまでには最短でも5年かかり、厳しい道のりが突きつけられています。

日本大学は15日開いた臨時の理事会で、アメリカンフットボール部を正式に廃部とすることを決めた一方、部員に不利益が生じないように新たな受け皿を設けるなど支援するとしています。

学生日本一を決める「甲子園ボウル」を5連覇するなど輝かしい実績を積み上げてきた部は、今シーズン、関東学生リーグ1部の上位チームで戦う「TOP8」でリーグ戦を行う予定でした。

しかし、廃部となったことで、関東学生アメリカンフットボール連盟から退会する見通しとなりました。

連盟によりますと、再び加盟できたとしても3部からのスタートとなり少なくとも1年間は「準加盟」の扱いのため、上位リーグへの昇格はできないということです。

そして「TOP8」に戻るまでには最短でも5年かかるということです。

大学はいったん廃部とした部の再建を検討するという考えを示していますが、現実には厳しい道のりが突きつけられています。