自民 世耕参院幹事長 辞任後の後任 直ちに置かない方向で調整

自民党は、安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で辞表を提出した萩生田政務調査会長と高木国会対策委員長の後任人事を来週22日にも行う一方、世耕参議院幹事長については直ちに後任を置かない方向で調整しています。

岸田総理大臣は、14日、自民党安倍派の4人の閣僚を交代させる人事を行い、党側では安倍派幹部の
▽萩生田政務調査会長、
▽世耕参議院幹事長、
▽高木国会対策委員長がそれぞれ辞表を提出しました。

このうち萩生田氏と高木氏の後任人事について、岸田総理大臣は、来年度の予算編成の日程などを踏まえ、来週22日にも行う方針です。

岸田総理大臣としては、閣僚人事に続いて党執行部の顔ぶれも改め、体制を立て直したい考えですが、最大派閥の安倍派の有力議員が外れた形で挙党態勢を築けるかが課題となりそうです。

一方、世耕氏の後任は、党の参議院側で決めることになっていますが、派閥間の調整などに時間がかかることが見込まれるため、来週19日に開く特別総会で世耕氏の辞任は認めるものの、直ちに後任を置かず、岡田参議院幹事長代行らが代わりに職務を行う方向です。