テスラが200万台超リコール 過去最大規模 自動運転支援に問題

アメリカの電気自動車メーカー、テスラは、ドライバーが自動運転の支援システムを誤って使うのを防ぐ対策が不十分だと判断したことなどからアメリカの当局に200万台を超える車のリコールを届け出ました。
アメリカのメディアは過去最大規模のリコールだと伝えています。

テスラが12日、アメリカの道路交通安全局にリコールの対象として届け出たのは「オートパイロット」と呼ばれる自動運転の支援システムを搭載している4つの車種です。

▽2012年以降に販売された「モデルS」
▽2016年以降に販売された「モデルX」
▽2017年以降に販売された「モデル3」
▽2020年以降に販売された「モデルY」の合わせて203万1220台が対象です。

アメリカのメディアは、対象となるのはアメリカ国内で販売された車で、過去最大規模のリコールだと伝えています。

リコールの理由について会社は、ドライバーが自動運転の支援システムを誤って使うのを防ぐ対策が不十分で、衝突のおそれがあると判断したなどと説明していて、会社の業績などに及ぼす影響が注目されています。