ゴールデングローブ賞 宮崎 新海 両監督の作品がノミネート

アメリカでアカデミー賞の前哨戦とされる映画賞、ゴールデングローブ賞のノミネート作品が発表され、アニメ映画賞の候補に宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」と新海誠監督の「すずめの戸締まり」が選ばれました。

ゴールデングローブ賞はアメリカで映画業界を専門に取材する外国人記者で作る団体が選ぶ賞で、アメリカ映画界最大の祭典、アカデミー賞の前哨戦と位置づけられています。

各賞の候補が11日、ロサンゼルスで発表され、アニメ映画賞の候補に▽宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」と▽新海誠監督の「すずめの戸締まり」が選ばれました。

このうち「君たちはどう生きるか」は宮崎監督が引退宣言を撤回して10年ぶりに監督を務め、自身で原作と脚本も担当しておよそ7年の制作期間をかけて作り上げました。

また「すずめの戸締まり」は、幼いころ震災を経験した女子高生が災いの元となる“扉”を閉じるため、日本各地を巡りながら冒険を繰り広げる映画です。

このほか、「君たちはどう生きるか」は音楽を担当した久石譲さんが作曲賞にノミネートされています。

最も注目される作品賞ドラマ部門の候補には日本に投下された原爆の開発を指揮した学者を題材にした「オッペンハイマー」など6作品が選ばれました。

第81回となるゴールデングローブ賞は1月7日に発表されます。