中国海軍の空母「山東」艦隊 台湾海峡を北から南に向かい通過

台湾国防部は、中国海軍の空母「山東」の艦隊が11日、台湾海峡を北から南に向かって通過したと発表しました。

「山東」は、台湾海峡の「中間線」より中国側を航行しているということです。

台湾軍は「適切な兵力を派遣して監視している」としています。

「山東」は2019年12月に就役した中国初の国産空母で、ことし4月に初めて太平洋で訓練を行ったのに続き、9月と10月にも太平洋を航行しています。

台湾周辺では中国軍が活動を活発化させていて、台湾国防部は、中国海軍が台湾周辺の作戦環境の習熟や外洋での作戦能力の強化を図っているとみて警戒しています。