大谷翔平 移籍発表から一夜明け 米各紙で大きく取り上げ

大谷翔平選手の大リーグ、ドジャースへの移籍発表から一夜明けた10日、アメリカではドジャースの本拠地があるロサンゼルスの地元紙はもちろん、ニューヨーク・タイムズでも大谷選手の話題を大きく取り上げるなど、プロスポーツ史上最高額となった大谷選手の契約が驚きを持って伝えられています。

このオフ、エンジェルスからFA=フリーエージェントとなった大谷選手は9日、ドジャースと契約することを自身のSNSで発表しました。

10年総額で7億ドル、日本円で1015億円の契約は、アメリカのメディアによると総額でプロスポーツ史上最高額の大型契約になるとしています。

発表から一夜明け、ドジャースの本拠地があるロサンゼルスでは、地元紙のロサンゼルス・タイムズが「大谷は次の章にドジャースを選んだ」と一面で大きく報じたほか、スポーツ面では早速ドジャースのユニフォームを着た大谷選手の写真を全面に大きく掲載しました。

また、ロサンゼルスから遠く離れたニューヨークでも、有力紙のニューヨーク・タイムズやタブロイド紙のニューヨーク・ポストが大谷選手の写真付きで大きく掲載し、総額7億ドルの契約が驚きをもって伝えられています。

ドジャースから正式な発表はまだありませんが、正捕手を務めるウィル・スミス選手は大リーグ機構などが運営するMLBネットワークのラジオ番組に出演し、大谷選手の加入について「チームが強くなるチャンスがあるというのは本当にワクワクする。彼は間違いなく世界最高の選手で、確実にチームはきのうより強くなった。本当に一緒にプレーするのが楽しみだし、ほかのチームメートも同じだと思う」と話し、歓迎していました。

アメリカのメディアは今後、大谷選手の入団会見が今週の半ばにも行われるのではないかと伝えています。

大谷去るエンジェルス パネル撤去

一方、大谷選手がチームを離れることとなったエンジェルスの本拠地、エンジェルスタジアムでは球場に掲げられていた大谷選手の写真パネルが撤去されました。

発表から一夜明けた10日は、すでに大谷選手の写真がエンジェルスの球団ロゴに変わっていて、訪れたファンがさみしそうに写真を撮影する様子も見られました。

愛知県から来たというファンの女性は、「ドジャースに行く前に見られたらと思ったが、きのうの発表の3時間後には変えられたと聞いてショックだった。もう少し待ってほしかった」と苦笑いを浮かべて話していました。