阪神 MVP・新人王の村上頌樹 球団史上最高の推定857%増で更改

プロ野球のセ・リーグでは史上初めてMVP=最優秀選手と新人王に同時に選ばれた阪神の村上頌樹投手が、いずれも推定で球団史上最高の857%、金額にして6000万円アップとなる年俸6700万円で来シーズンの契約を更改し「充実した1年で最優秀防御率のタイトルを取ることができたのが一番うれしい」と語りました。

村上投手は、昨シーズンまで1軍での登板は2試合しかありませんでしたが、3年目の今シーズンに開幕1軍をつかみ取りました。

シーズン初先発となった4月12日の巨人戦では、7回まで1人のランナーも出さないパーフェクトピッチングを見せて脚光を浴びました。

その後先発ローテーションを守り、22試合に登板して10勝6敗、防御率1.75をマークし、初めて最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、リーグ優勝と38年ぶりの日本一に大きく貢献しました。そして、セ・リーグでは史上初めてとなるMVPと新人王に同時に選ばれました。

村上投手は兵庫県西宮市の球団事務所で契約交渉に臨み、いずれも推定で、球団史上最高となる857%、金額にして6000万円アップとなる年俸6700万円で、来シーズンの契約を更改しました。

会見した村上投手は「充実した1年だった。目標の最優秀防御率のタイトルを取ることができたのが一番、うれしい」と振り返りました。

来シーズンに向けては「まだレベルアップするところがある。自分のスタイルはぶらさず、2年連続で最優秀防御率のタイトルを取れるようにやっていきたい」と意気込みを語っていました。