冬の味覚「香箱ガニ」が小学校の給食に 6年生が堪能 石川 輪島

子どもたちに冬の味覚を楽しんでもらおうと、石川県輪島市の小学校の給食にズワイガニの雌の「香箱ガニ」が出されました。

輪島市は食育の一環で、毎年11月に漁が解禁されたあと、小学6年生の給食にズワイガニを提供しています。

6日、「香箱ガニ」の給食が出されたのは、輪島市立町野小学校で、6年生の7人はいつものランチルームではなく、教室で「すき焼き風の煮物」や、塩ゆでした「香箱ガニ」などを食べました。

「香箱ガニ」は1人に1杯ずつ用意され、子どもたちは殻の外し方の説明書を見たり、先生に食べ方を教わったりしながら、カニに手を伸ばしました。

そして、脚にしゃぶりついて身を吸い出し、卵を持つ雌ならではの「外子」と「内子」を味わって、地元を代表する冬の味覚を堪能していました。

輪島市によりますと「香箱ガニ」の給食は、小学校と特別支援学校のおよそ130人分用意して、8日までそれぞれの学校で提供されるということです。

男子児童の1人は「カニを食べたかったので、ほかのおかずやごはんを急いで食べました。カニみそを食べたのは初めてでしたが、おいしかったです」と話していました。